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ブロック塀の耐震強度|基準通りでも危ない?!

2018年9月30日(日曜日) テーマ:★必見!建築情報・耐震

   国土交通省が平成30年6月21日付で公表した「ブロック塀等の点検のチェックポイント」をご存知でしょうか。最近の地震でブロック塀の倒壊が問題視されていることを考えると、身近なブロック塀が基準通りに施工されているかどうか気になりますよね。

   このチェックポイントは、建築基準法施行令に規定されたブロック塀の基準によるもので、次の条件をすべて満たすように示されています。

  ・ブロック塀の高さ:2.2m以下

  ・ブロック塀の厚さ:10cm以上(高さが2mを超えたら15cm以上)

  ・控え壁の間隔:3.4m以下(控え壁の突出し寸法は高さの1/5以上)

  ・ブロック塀の状態:傾きやひび割れがないこと

  ・鉄筋の径と間隔:径9Φ以上、間隔タテヨコ80cm以下、端部フック付

  ・コンクリート基礎:根入れ30cm以上

ブロック塀600.jpg

   しかし、これを満たしただけでは、大地震に対して必ずしも安全とは言えません。何故なら、この基準によるブロック塀の強度は、いわゆる許容応力度設計の範囲にすぎないからです。安全なブロック塀にするためには、大地震時に倒壊しない強度を持たせなければなりません。

   例えば、建物の耐震診断では、自立した壁(パラペット)や煙突などは、自重と等しい地震力を想定して安全性を確かめます。許容応力度設計の地震力は自重の0.2倍以上で計算するため、最大で5倍の地震力を要求されることになります。ブロック塀が建物の上に設置されるものでなければこれほどの強度は不要かもしれませんが、せめて2~3倍の強度は確保しておきましょう。

   以上を考慮して鉄筋量を計算すると、高さが1.8m以上のブロック塀には、D10以上の鉄筋を40㎝間隔で入れる必要があります。

   尚、基礎については、ブロック塀が倒れないような形状と強度が求められるので、根入れを30cm以上確保すれば安全ということではありません。支持地盤(土質)の強度によって決まるため、専門家に計算してもらいましょう。



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