BIMの実用性

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BIMの実用性

2015年2月18日(水曜日) テーマ:★必見!建築情報・設計技術

  BIMが、実際の実務でどこまで利用できるかを説明しましょう。もはやBIMは、次に説明するように、設計から完成後まですべての段階で有効に利用できるレベルになっています。

1.設計時のスタディやシミュレーション

  設計の途中で瞬時に外観や内観を表示できるので、デザインを検討する際のストレスがありません。また、すべての部分が3次元化されているため、構造や設備との干渉確認や、気流、採光、照明などのシミュレーションも簡単に行うことができます。更に、様々な角度から外観を眺めたり、内部をウォークスルーするなど、建物のプレゼンテーションにも威力を発揮します。このように、BIMは、デザインのクオリティーを向上する上で計り知れない可能性を持っているのです。

2.設計図や完成予想図の作成

  建物データがすべて入力されていれば、どの位置からでも切り出して自動的に平面詳細図や断面詳細図を作成することができます。部分的な寸法や文字情報を追加する必要はありますが、作図のクオリティーはなかなかのもので、実務で十分に使用可能なものとなっています。また、これまで図面間で生じていた建具符号の食い違い等は、全く発生しません。

  一方、完成予想図として描くCGも、次の写真のとおり、実際の写真とほぼ同様に描かれるので、十分に利用できることがわかります。(左は実際の写真、右はBIMのCG)

BIMCG.jpg

 

3.建設コスト管理

  BIMは、積算機能と連動することで、いつでも数量を確認することができるので、基本設計段階から実施設計の完了まで、常に建設コストを管理しながら設計を進めることが可能となります。

4.施工時の品質管理

  実施設計で出来上がったBIMデータを施工業者と共有することで、施工時の間違いがなくなり、品質管理が確かなものとなります。

5.完成後のビル管理

  完成状態に合わせて更新されたBIMデータは、その後のビル管理にも役立ちます。建物のメンテナンスや設備の効率的な運用、更新計画等に長く利用できるのです。

(文献:日経アーキテクチュア2014-5-10より)



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