窓ガラスの選び方|日射熱の取得を考慮

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窓ガラスの選び方|日射熱の取得を考慮

2016年6月17日(金曜日) テーマ:★必見!建築情報・断熱、気密

   建物の断熱を考える際、他のページ【断熱|開口部の断熱が最も重要!】で開口部の断熱性能が重要なことは説明しましたが、ここでは断熱ガラスを選定する際の注意点を説明しておきましょう。

   以前は高価でしたが、最近は値段も手頃になり普及してきたLow-Eガラスがあります。別名「エコガラス」とも呼ばれるこのガラスは、複層にして熱伝導率の小さいガスを注入し、表面に薄い金属コーティングを施して熱を大幅に遮断するようにしたもの。断熱性能を更に上げるため、3層にしたもの(トリプルガラス)もあります。

   しかし、断熱性能だけでガラスを選ぶのは要注意・・・実はコーティングの位置や金属の種類によって日射熱を通すものと通さないものがあり、使用する位置によって使い分けなければなりません。同じLow-Eガラスでも「日射透過型」と「日射遮蔽型」があるのです。ガラスの色だけで判断せず、熱還流率と日射熱取得率の値を確認してみることが大切です。

   では、それをどのように使い分ければ良いのでしょうか。夏の日差し(特に西日)は防ぎたいけど、東北地方は気温の低い時期が長いので、可能な限り日射も取り入れたいですよね。したがって、日射を取り入れたい南側の窓には「日射透過型」、日射を防ぎたい東西の窓には「日射遮蔽型」を使いましょう。但し、工事費を押えたいからと言って、軒や庇の小さい建物にはしないこと。昔から、夏の日差しは軒や庇で遮るのがセオリーです。

Low-E.jpg

(文献:日経アーキテクチュア2016-5-12より)



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