基礎の選定|液状化しても不同沈下を抑える方法

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基礎の選定|液状化しても不同沈下を抑える方法

2011年10月28日(金曜日) テーマ:★必見!建築情報・基礎、地盤

  大地震が起きるたび「地盤の液状化」のニュースを聞くと思いますが、マイホームのために用意した地盤は大丈夫でしょうか。普通に建てたら何年か後に建物が少しずつ傾いてきた・・・ということにならないよう、適切な基礎を選定するのに地盤調査はかかせません。住宅程度の建物であれば「スウェーデン式サウンディング試験」で比較的安価に地盤の確認ができるので、必ず地盤の確認を行いましょう。

そもそも「液状化」とは何か、ご存知でしょうか。ここではその解説を省略しますが、砂質地盤の厚さと地下水位の深さが液状化の決め手となります。次のいずれかに当てはまる場合は専門家に相談し、地盤や基礎の補強対策を立てましょう。

①地下水位より深いところに砂層がある

②2mより浅いところに厚さ1m以上の砂層がある

③5mより浅いところに厚さ2m以上の砂層がある

  液状化しても不同沈下を抑える補強方法は、次の4種類が一般的です。工事費で決めるのではなく、地盤の状態に応じた正しい補強方法を選定しましょう。

 

ベタ基礎

ベタ基礎.jpg

  液状化の可能性が低かったり、対策にかけられる予算が限られていたりした場合に採用します。仮に液状化で沈下しても、布基礎に比べて建物への被害を抑えられ、ジャッキアップで改修できます。

 

表層地盤改良

表層改良.jpg

  液状化の可能性がある砂層が地表面から3m以内で、層厚が2m以内の場合に採用します。土にセメント系固化剤を混ぜて地盤を固くする方法です。

 

柱状地盤改良

柱状改良.jpg

  液状化の可能性のある砂層が地表面から5m以内で、深さ7~8m程度のところに固い層がある場合に採用します。但し、改良体の長さを砂層厚の1.5倍以上確保します。

 

杭基礎

杭基礎.jpg

  予算に余裕が必用ですが、とにかく沈下を抑えたいという場合には、小径鋼管杭による杭基礎を採用します。

 

  直接基礎下に支持地盤がある場合の布基礎から、支持地盤が深い場合の小径鋼管杭までを並べると、次の図のようになります。必ず、地盤に適した基礎方式を選定しましょう。

基礎画像.jpg

(文献:日経アーキテクチュア2011-6-25より)

 



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