建築士が所属している建築士会の中に女性だけの委員会（女性委員会）があり、岩手県建築士会北上支部では現在７名程で活動しています。各支部の女性委員会が集まり、県の女性委員会としても活動していますが、更に東北６県が集まる東北ブロック会（２年に一度開催）が、９月3日と4日、12年ぶりに岩手県で開催されました。

   テーマは「建物再生、温故知新。古きを訪ねて、新しきを創る。」

   初日は、盛岡の歴史的建築物街並み探訪・・・岩手県公会堂や旧岩手銀行本店、旧紺屋町消防番屋などを見学しました。

   午後は、基調講演。東京大学の腰原幹雄教授や岐阜県立森林文化アカデミー客員教授の三澤文子さんのお話を聴き、その後は各県からの事例発表と、内容の濃い１日でした。

   つなぎ温泉で行われた懇親会では、さんさ踊りを全員で踊るなど、東北６県の方々と楽しく交流ができました。ただ、各県とも若い人が少ないという悩みもあるようでした。

   翌日も、盛岡街中ウォークで鉈屋町・大慈寺町を散策しました。１時間半かけて見学した町家の風景は、今まで知らなかった盛岡の一部を知ることができ、少し懐かしいようなほっとする感じがしました。現在この町家は会場をレンタルでき、催物や会議等、色々な用途に活用されています。

   世代の違う女性建築士の方々のパワーを頂き、充実した２日間を過ごす事ができました。

～ひろりん