BIMの利便性

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BIMの利便性

2022年12月26日(月曜日) テーマ:★建築情報をみる・設計技術

   日事連の2022年9月号に田原泰浩氏(㈱田原泰浩建築設計事務所)による「BIMで変わる、BIMで変える」という記事が投稿されました。田原氏はそこでBIMの導入経緯や利用状況について紹介しています。

   中でも注目する記事は「BIM導入による変化」です。3Dソフトで行っていたプレゼンまでの準備作業が、BIMの導入で圧倒的に早くなったそうです。修正するたびに時間がかかっていたモデリング作業が、BIMでは修正を恐れる必要がありません。BIM自身が3Dデータを持っているため、断面図と奥行き方向の画像を合わせた立体的な図面を作成することもできます。

BIMに対する誤解(田原泰浩氏の記事)②.jpg

 

   更に、Meta Quest2等のVRヘッドセットを使用すると、仮想空間の中で建物を見てもらうことも出来るので、図面やパースでは伝わらない空間の把握が容易になります。

 

BIMに対する誤解(田原泰浩氏の記事)①.jpg

 

 

   田原氏は、記事の最後に「BIMに対する誤解」として、BIMの利用概念を変える必要性を述べています。要約すると、CADは「線を引く」ツールであり、BIMは「建築モデルを扱う」ツール、図面表現から一旦離れて運用すればBIMの様々な利便性を享受できるということです。近い将来、「図面」が不要な時代が訪れるかもしれませんね。



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