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2023年5月29日(月曜日)
日経アーキテクチュア2020-2-27に建設版の働き方改革に関する連載が始まりました。1回目のタイトルは、「働きやすさ」と「やりがい」を両立。2019年に卒業する学生の調査結果やマズローの欲求5段階説をもとに、働き方改革で実施すべきことが示されています。
それによると、今どきの若者は、給料や残業・休日の多さのような雇用条件にはあまり拘らず、自分の能力を発揮することよりも、周囲と協調して仕事に取り組むことを大切にする姿勢がうかがえます。
こうした若者を職場に定着させるためには、「働きやすさ」と「やりがい」を合わせた「働きがい」のある職場とすることが大切であり、そのための働き方改革が求められます。この連載では、その手法として「マズローの欲求5段階説」に基づいた改革が示されています。アブラハム・マズローは、人間は誰もが自己実現に向かって5段階の欲求を満たしながら成長すると唱えました。(下図参照)
これに基づいて考えると、職場の「働きやすさ」は第1~2段階に相当し、「やりがい」は第3~5段階に相当します。第6段階は「社会貢献的欲求」であり、もはや経営者的な意識レベルです。これら6種類の欲求をバランスよく高める働き方改革が求められ、この記事では、具体的な改革項目を「制度改革」と「風土改革」に分類して下図のように示しています。
こうして整理すると、自分の会社にも満たされていない欲求が見つかります。それを改善することが正に「働き方改革」であり、それで社員のモチベーションが高まって会社全体が成長するのなら、やらない手はありませんね。
(文献:日経アーキテクチュア2020-2-27)
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