
何が変わるの?住宅2025年問題
2023年3月20日(月曜日)
最近の住宅に、次の写真のような軒のない建物が増えてきました。日本古来の軒のある住宅に比べシンプルな外観になり、外壁材のデザインにもマッチするので多くの方に好まれているのかもしれません。しかし、いわゆる「軒ゼロ住宅」は、施主の要望に関わらずハウスメーカーや工務店が推奨している例が多いようです。
では「軒ゼロ住宅」にはどんなメリットがあるのでしょうか? 例えば、次の様な一般的な2階建ての住宅(1階面積20坪、2階面積12坪、合計32坪)を考えてみましょう。軒の出寸法を約90cm、屋根勾配を5/10とすると、屋根面積は合計38.6坪(1階16.2坪、2階22.4坪)になります。つまり32坪の建物に加え、6.6坪分の軒が必要になるわけです。2階部分だけ注目すると分かるとおり、もし12坪の平家建てなら10.4坪の軒が必要になります。これを無しにすると、床面積はそのままでトータルコストが安くなる・・・こんないい話はありません。「軒ゼロ住宅」のメリットは、デザインだけではないのです。
関連記事
何が変わるの?住宅2025年問題
2023年3月20日(月曜日)
新耐震グレーゾーン木造住宅とは
2023年2月28日(火曜日)
大規模修繕に確認申請が必要!
2023年2月17日(金曜日)
軽量形鋼の組立材|つづり合わせ間隔
2023年1月30日(月曜日)
バルコニー手すりで太陽光発電
2022年12月27日(火曜日)