電力の自給|オフグリッド住宅
2023年7月29日(土曜日)
日経アーキテクチュア2022-6-9号にセキスイハイムのグリーンモデルが紹介されました。大容量の太陽光パネルと蓄電池を搭載し、独自のHEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)によって暮らしで使う電気の約7割を太陽光発電で賄う、言わば自給自足型住宅です。
太陽光発電と言えば、かつては売電目的での導入がほとんどでしたが、現在は余剰電力の買取価格が下がり、電気料金の値上げも相まって採算が取りにくくなっています。しかし、大容量の蓄電池があれば、昼の余剰電力を夜に利用することができる・・・つまり電気を買わずに生活できるのでかなりの経済効果が期待できます。太陽光パネルと蓄電池の容量にもよりますが(グリーンモデルは太陽光パネルが10kWh、蓄電池が12kWh)、仮に電気代を3割に縮小することができたら、とても魅力的なことです。
このシステムのもう一つのメリットは、災害時等の長時間停電の際にも影響を受けずに生活できることでしょう。最近の住宅は多くの設備機器が電気を使用しているため、停電の心配がなく、しかも地球にやさしいこのシステムは、(セキスイハイムに限らず)これからの住宅のスタンダードになるのかもしれません。
(文献:日経アーキテクチュア2022-6-9)
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