7月21日、山に登ってきました。なんと、15年ぶり！それも若い頃、登山に嵌っていた頃も色んな意味で遠かった岩手山に !!

 　積み重ねた年齢と脂肪。残念ながら培ったものは無く、いくら誘いがあったとしても、本当に話に乗って良かったんでしょうか？

 　当日は、梅雨の合い間の小雨の天候。不安のまま登り始めましたが、予想以上に良かった事もありました。それは、登山靴とストックでした。靴は軽くて滑りにくく、重量オーバーの身体に味方してくれました。お蔭で、愛用していた重い皮の登山靴は捨てる事ができました。

 　もう一つ良かったアイテムはストックですが、始め予算を抑えようと「お遍路さんのように、1本でいいよ。」と思っていましたが、左右揃っていて本当に良かったです。特に下山時には役にたちました。

 　3本のリフトを乗り継いだ後、１時間余り黙々と林の中を歩き続けましたが、いつの間にか私達は、雲の上に出ていました。最初の感激です。足元には広い雲海が広がっていました。

 　その後も、いくつかの登りと下りを繰り返しながら、尾根づたいに登って行くと、テレビでは見たことがある左右絶壁？崖っぷちという難所も通過しました。鬼ヶ城もなんとか突破！

 　久々の達成感に満たされて食べるおにぎりときゅうりの漬物の美味しいこと！！その後、「下りのリフトは５時が最終！」を目指して黙々と下り、なんとか２０分前に着きました。私達がその日の最後の下山者でした。

 　たまには、こんな非日常もいいかもしれないと、誘ってくれた人への感謝と共に思いました。

さちこ／2013.8.5