オフィスビルの計画には、レイアウトを自由に出来る構造が求められます。新築時のレイアウトは勿論ですが、将来の変更にも対応できるよう、執務スペースは出来る限り大スパンにして、柱をなくしたいものです。
そこでC社は、大スパンの執務スペースの廻りに小スパンのコアやエントランスを配置しました。そうすることで、大梁中央部のたわみや応力を抑えるとともに、建物周辺部の基礎を小さくし、境界線に近づけやすくなっています。また、2階と3階の片持ち梁についても、外端の応力バランスを取る部材として有効に活用されています。
https://www.takahashiarchitectsstudio.com/cat45/post_71.htmlC社社屋|大スパンの執務スペースを実現