
構造設計にもAI導入!
2023年12月26日(火曜日)
建築情報伝達方法の変革
今、建築工事に設計図を用いるのは常識・・・口頭だけでは正確な情報が伝わらないので当然ですが、設計作業に3DCADを使用するようになってからは、立体イメージまで伝えられるようになりました。
最近、更に新しい方法として「BIM」が開発され、建築情報伝達の変革が起きています。
さて、今までの3DCADとBIMは何が違うのでしょうか。BIMは、ビルディング・インフォメーション・モデリングの略語。簡単に言うと、CADは図面を描くためのツールですが、BIMはパソコン上で実際の建物のように3次元モデルを組み立てるツールです。
3DCADでも建物を立体表現することはできますが、BIMでは柱や壁などの部材に属性情報を持たせることができます。その結果、仕上表や数量表などが瞬時に作成できるのです。また、CADでは平面図を変更すると他の関連図面も一つ一つ修正が必要でしたが、BIMではすべての部材がパソコン内で連動して組み立ててあるため、関連図面が自動的に変更されます。
BIMを使うことにより、設計段階ではプレゼンやシミュレーションがわかりやすくなり、工事段階では正確な納まりや数量が把握できます。また、発注者にとっては、正確なコスト管理や維持管理が可能となります。
近い将来、現場ではBIMが標準となる時代がやってくることでしょう。
(文献:日経アーキテクチュア2012-9-25より)
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