
床下の結露|設計段階で要チェック
2024年4月30日(火曜日)
日時連の2021年3月号にBIM連載の最終回として、教育現場におけるBIM運用の記事が掲載されました。そこには、製図教育の一環でCADに留まらずBIMを採用した教育現場の事例が紹介されています。若者にとっては、これまでのような製図作業と違い、コンピューター上でリアルに建物をつくることができるBIMは何の抵抗もなく習得するだろうと思うし、それをきっかけに建築業の魅力を再認識し、社会で活躍してほしいと思います。
ここで大切なことは、CADとBIMは全く違うものだということです。多くの企業はCADの延長線上にBIMのオペレーターを養成しようと考えるようですが、BIMは製図作業ではありません。建物の構成、つまり建築材料や納まりに関する知識を持っていないと使いこなせないのです。BIMは単なるオペレーターではなく、組織の実務者が使えるような中長期の教育プログラムが必要です。
建築業の業務そのものや、組織、プロセス、そして文化や風土も変革しようとしているDX(デジタルトランスフォーメーション)の大きな潮流の中で、BIMを有力な経営資源として活用できる新たな人材の養成が求められています。
(文献:日時連2021年3月号)
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