
特定天井|地震被害と改修方法
2024年5月29日(水曜日)
現行の木造基準に沿って設計された住宅で、熊本地震で被害を受けた注目すべき点を紹介します。
地震等の水平力によって建物が倒れないようにするため、住宅には所定の耐力壁を配置するように義務付けられています。しかし、耐力壁の配置に関する規定はありません。そのため、次のような住宅が普通に存在しています。
一般に南面は開口部を大きく取りたいため、耐力壁の位置が決まってしまい、必ずしも上下階で耐力壁が揃うとは限りません。しかし、このような建物は、2階の地震力がうまく基礎に伝わらないので、注意が必要です。間取りを決めるときは、なるべく上下階の壁の位置を揃えるように心がけ、それが無理な場合は、構造設計者に相談して何かしらの対策を施しましょう。
(文献:日経アーキテクチュア2016-6-9より)
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