床下の結露|設計段階で要チェック
2024年4月30日(火曜日)
鉄筋コンクリート造のオフィスやマンション、学校、病院などでは、地震によって柱がせん断破壊しないようにするため、開口部の壁と柱を分離する「構造スリット」が広く採用されています。構造スリットを用いることにより、建物がラーメン構造に近い状態になり、剛性の偏りもなくなって耐震性が向上するので、構造計算上はとても便利な仕掛けなのです。
ところが、構造スリットの施工不良が原因で漏水等の問題が発生!これは一体どういうことでしょうか。そもそも構造スリットは、壁のコンクリートを柱から切り離して隙間をつくることだから、外壁の場合はしっかりと防水しなければなりません。しかし、この構造スリット・・・施工の際、型枠にしっかり固定しないとコンクリートを打設した時に、外れてズレてしまうことがあります。
予定したスリット位置に外からシーリングしても、上の図のように実際にはズレた位置にひび割れが生じてしまうのです。完成した時には気づかず、数年後に漏水してから気が付く・・・東日本大震災でこの問題が一気に表面化しました。
構造スリットにはズレないように工夫された製品もあるので、初期コストにとらわれず、信頼性の高いものを使用することが大切です。
(文献:アーキテクチュア2013-4-25)
関連記事
床下の結露|設計段階で要チェック
2024年4月30日(火曜日)
建設業2024年問題
2024年3月28日(木曜日)
能登半島地震に耐えた免振構造
2024年2月14日(水曜日)
構造設計にもAI導入!
2023年12月26日(火曜日)
電気代はまた安くなるか?
2023年11月30日(木曜日)