
統合北上中学校デザインワークショップ第3回【かたちづくり編】
2023年8月 3日(木曜日)
鉄筋コンクリート数量を積算するとき、既成の積算ソフトや積算シートでは入力項目や積算モデルが限られていて正確な数量積算ができないと困っている方はいませんか?断面寸法が意匠と構造で異なる部材は普通にあるし、型枠を面毎に変えたり鉄筋の定着長さを左右で変えたりして正確な数量を計算したい場合は、一つ一つ手で計算するしか方法がありません。
そこで㈱髙橋設計は、部材毎に様々な条件で計算できるエクセルの積算シート「TASCAL-RC」を開発しました。「TASCAL-RC」は、エクセルを使用し一つ一つ手で積算する感覚で利用することができる積算シートです。それを皆様に安価で提供しますので、是非使ってみてください。使用説明書と解説書を付属してあります。
購入はこちら → 髙橋設計ネットショップ TASWORKS
鉄筋コンクリート数量積算シート「TASCAL-RC」の機能
積算シートは、部材の形状や配筋を入力するとその部材の数量を計算し表示します。また、部材毎の合計数量を集計表に表示します。計算する数量は次の8項目です。
①コンクリートの体積
②土間下断熱材の面積
③捨コンの体積
④砕石の体積
⑤GL下の体積
⑥型枠の面積
⑦鉄筋の長さ(集計後は重量)
⑧鉄筋の圧接継手の数
鉄筋コンクリート数量積算シート「TASCAL-RC」の構成
「TASCAL-RC」は、次の18種類のシートで構成されています。
0_集計表
1_基礎
2_基礎柱
3_地中梁
4_地中片持梁
5_地中梁の打増し
6_基礎接合部
7_柱(_階)
8_柱の打増し
9_地上梁(_階)
10_地上片持梁(_階)
11_地上梁の打増し(_階)
12_壁(_階)
13_スラブ(_階)
14_傾斜型階段(_階)
15_稲妻型階段(_階)
16_任意形状(_階)
ドロップダウンリスト
・打設する階やコンクリート強度が異なる部材については、別々のシートを使用します。
・シートが足りない場合は、必要なシートを複写して使用します。
・部材の種類(名称)は、シート名を参照しています。変更する場合は、シートの名前を変更します。
・梁や柱の打増し部分については、梁や柱とは別のシート(5、8、11)で積算します。
・コンクリートの体積や型枠面積は意匠上の断面で計算し、鉄筋は構造上の断面で計算します。
・型枠は、一般枠と特殊枠を指定できるほか、部分的にさきの積算から欠除することもできます。
・土工事の積算に必要な砕石やGL下の体積を求めることができます。
・鉄筋の定着長さや余長等は、実寸法のほか、鉄筋径の倍数で指定することができます。
・鉄筋の領域を選択するだけで、主筋の長さが自動計算されます。
・鉄筋の間隔を入力するだけで、必要な本数が自動計算されます。
・一般的な独立基礎のほか、隅切りされた基礎や布基礎も積算することができます。
・基礎と地中梁の接合部の補強や重複欠除についても積算することができます。
・梁は、端部と中央の梁成が異なるものも取り扱います。
・柱の断面形状は、四角形と円形の2種類を取り扱います。
・梁や柱の打増し部分を積算することができます。
・柱頭柱脚の主筋の定着長さは、梁成+15Dと比較して長い方を採用します。
・壁やスラブの開口部については、コンクリートの体積や型枠面積のほか、鉄筋についても欠除の計算を行います。
・傾斜型階段や稲妻型階段を積算することができます。
・特殊な形状については、任意形状のシートで積算することができます。
使用上の注意
「TASCAL-RC」のエクセルシートは使用制限をかけていませんので、ファイルのコピーや内容の編集が可能です。したがって、購入後はすべて使用者の責任でご利用ください。積算シートに関する質問や要望等については、一切対応いたしません。
「TASCAL-RC」は、そのまま積算に利用するほか、自社の積算シートの開発にご利用いただいて構いません。但し、他者への譲渡や転売は禁止させていただきます。
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