床下の結露|設計段階で要チェック
2024年4月30日(火曜日)
最近、知的生産性の向上につながるワークスタイルとしてABW(Activity Based Working)を積極的に取り入れている会社が増えています。ABWは、執務者自らが業務内容や好みに合わせて多様なワークスペースから最適な場所を自由に選ぶ執務形態です。フリーアドレスとは異なり、選択できるワークスペースの多様性が大きな特徴です。オフィス(執務スペース)だけでなく、集中ブースやカフェテリア、オープンミーティングエリアなど多様な空間を設けることで、空間的・環境的な嗜好に合わせて執務場所を選択することができます。尚、フリーアドレスは固定の席を設けず、執務スペース内のどの位置でも作業できるスタイルの執務形態ですが、働く場所をオフィスに限定しています。
(参考:ABWについての紹介サイト)
オフィスにおける知的活動の中でコミュニケーションは重要な役割を占めており、ABWに改修したオフィスでは改修前に比べて会話が1.9倍に増加した例や、環境や仕事のしやすさに対する満足度が改善された例もあります。(建築技術2022年7月号「Ⅴ.知的生産性向上への取り組み」)
ABWは、すべての職種に適しているわけではありませんが、オフィスの出入りが多く、自席を使用する頻度が少ない職種は、ABWの導入に向いていると言われています。今後社屋を設計する際には、建物の機能性に加え、知的生産性を高める空間づくりが必要です。
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