床下の結露|設計段階で要チェック
2024年4月30日(火曜日)
日経アーキテクチュア2024.4.25に新連載記事として夏型結露のトラブルが掲載されました。沖縄の住宅で1階床下に断熱材が入っていなかったため、湿気を含んだ熱い外気が床下で結露を発生させた事例です。冬でも暖かい地域のため床下に断熱材を施さなかったようですが、温度差があれば結露は夏にでも発生します。床下の温度と湿度が高い日に室内(床)が冷房で冷やされることで温度差が結露を生むのです。そして次の写真のように、下地合板にカビが生えてしまいます。合板は、結露と乾燥を繰り返すと接着剤が劣化し、著しく強度が低下するので、結局、床を張り替えることになってしまいます。
この写真のように、基礎コンクリートと土台の間に床下通気のための隙間を設ける場合、寒冷地では必ず床下に断熱材を施しますが、温かい地域でも同様の配慮が必要なのです。
そこで、床下通気を取らない建築方法を採用すれば大丈夫かというと、必ずしもそうとは言えません。床下を密閉せず室内と一体に空気を循環する場合は問題ありませんが、そうでない場合は湿気が上がらないよう土間コンクリートに防湿性のある断熱層が必要です。またコンクリート自体の水分が完全に乾燥してから床材を張る必要もあります。
住宅を新築する場合、自分の家はどの工法で造るのか、ちゃんと正しい位置に断熱材を入れてあるかを設計段階でチェックしておきましょう。
(文献:日経アーキテクチュア2024-4-25)
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