
電力の自給|オフグリッド住宅
2023年7月29日(土曜日)
太陽光発電を屋根に採用される方が急増していますね。昔はコストがかかり住宅では手が出なかったものですが、最近は技術開発が進み、国の補助金等を使うと10年以内で元が取れるので、新築や大規模リフォームを考えている方は真剣に採用を検討したほうが良いでしょう。
しかし、そこには大きな問題点も潜んでいるので要注意!住宅採用の歴史が浅く採用者も少ないため、太陽光発電から発生したトラブルは、意外と知られていないように思われます。
住宅の屋根に太陽光パネルを設置する場合、次の問題をクリアしなければなりません。
太陽光パネル設置に関する問題点
1)屋根材を貫通してパネルを固定するため、そこから雨漏りが発生しやすい。
2)パネル設置面と他の面に温度差が発生し、小屋裏の水分が結露して野地板を腐巧させる。
3)太陽光パネルの裏側にたまった落ち葉などが、パネルの発熱で引火して火災をおこす。
4)施工する太陽光パネルメーカーに屋根の専門家がいないため、施工不良に気付かない。
ここで、1)~3)は、すべてパネルを屋根に載せることから発生する問題です。
上の写真のような屋根で、雨漏りが発生しました。次の写真は、野地板を貫通したビスから水が浸入し、垂木を腐巧させている様子です。
これを解決するため、最近では次の写真のように、金属屋根メーカーが開発した「屋根と太陽光パネルが一体化した製品」を採用する方が増えています。
見た目がスッキリするだけでなく、施工がシンプルなので4)の問題に対しても安心です。
今後、新築ではこの形が主流になるかも・・・詳しいことは、気軽に弊社にお問い合せください。
(文献:日経アーキテクチュア2011-9-10、2012-6-25より)
関連記事
電力の自給|オフグリッド住宅
2023年7月29日(土曜日)
バルコニー手すりで太陽光発電
2022年12月27日(火曜日)
大容量蓄電池による自給自足型住宅
2022年6月22日(水曜日)
脱炭素住宅|太陽光発電と家庭用蓄電池
2021年4月27日(火曜日)
コロナ対策に必要な換気量|ガイドライン改訂版
2020年9月24日(木曜日)