
床下の結露|設計段階で要チェック
2024年4月30日(火曜日)
日経アーキテクチュア2021-8-26に「トイレ設計の新常識」という特集が掲載されました。ここでは、これまでの設計とは少し違うコンセプトで設計されたトイレが数々紹介されています。
いくつかのトイレで共通しているのが、多機能トイレへの機能集中を改め、個別の機能を備えたトイレを分散配置していることです。確かに最近では多機能トイレを利用する方が増えた(?)ため、全ての機能を1ヶ所にまとめてしまうと利用者がそこに集中してしまいます。そこで、様々な目的に合わせたトイレを分散して設けたのです。
ここで、特集に掲載されたトイレをいくつか紹介します。小田急電鉄新宿駅西口の地下改札口内のトイレでは、一般トイレ内にベビーカーごと入れる大きめのブースや、ベビーチェア付きのブース等を分散して配置しています。また、入口に広場を設け、その周りに子ども用トイレや授乳室、左右勝手別多機能トイレなど、性別に関係なく気軽に使えるブースを設けています。(下図)
代々木八幡公衆トイレは、男子、女子、共用の三つに分棟し、それぞれを広くして共用トイレに集約されていた高齢者や子ども連れのための機能を男女の個室に分散しています。(下図)
更に鍋島松濤公園のトイレは、利用者を性別で分けず、車いす用、子育て用、身だしなみ配慮用というように、目的別につくられたジェンダーレスなトイレになっています。(下図)
(文献:日経アーキテクチュア2021-8-26より)
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